[XCode]SwiftでTableView動作サンプル
2019年7月4日 2019年7月9日
・動作環境
XCode 10 Swift 5
・手順
- プロジェクトを新規作成する。
- Main.Storyboardにオブジェクトを配置する。
- ViewControllerをコーディングする。
- 起動テストする。
1.プロジェクトを新規作成する。
「Command+Shift+N」でプロジェクトを作成する。 テンプレートは「Single View Page」を選択してNext。
「Product Name」 ... にプロジェクト名を自由に入力する。今回は[sample_tableview] 「Team」 ... 設定済であれば任意で選択、未設定でも可。 「Organization Name」 ... 空白でも可。 「Organization Identifier」 ... 識別情報を入力する。一般的にドメイン名が入力される。
プロジェクトが作成される。この時赤いビックリマークのアイコンはプロジェクト作成時に「Team」を 設定していないためだが今回は気にせずに進める。
2.Main.Storyboardにオブジェクトを配置する。
左側のファイル一覧から「Main.Storyboard」をクリックする。 Iphoneのレイアウト画面が表示される。
「Command+Shift+L」または画像の①をクリックするとパーツの一覧が表示される。 検索窓から配置したいオブジェクト名を入力すると絞られる。
「Table View」をIphoneの画面に向けてドラッグ&ドロップするとオブジェクトが配置される。 配置されたTableViewを画面いっぱいに広げる。
配置したTableViewにOutletを設定する。 TableViewを選択した状態で右側メニューの右矢印のアイコンを選択する。画像①参照 Outletの「dataSource」と「delegate」を画像のようにViewControllerにドラッグ&ドロップで設定する。
続いてテーブルにセルの値を設定するための「Table View Cell」を追加したTable Viewに向かってドラッグ&ドロップする。
配置したセルに「identifier」を設定する。今回は[cell]と入力している。 入力箇所が出ない、わからない場合は画像の順番にクリックすると一番右に入力フォームが表示される。
3.ViewControllerをコーディングする。
TableViewのOutletで設定したdataSourceとdelegateをソース上で利用する宣言をする。
// 変更前 class ViewController: UIViewController { } // 変更後 class ViewController: UIViewController, UITableViewDataSource, UITableViewDelegate { }
テーブルに表示させたい項目を宣言する。
class ViewController: UIViewController, UITableViewDataSource, UITableViewDelegate { // テーブルの中身を宣言 let prefs = ["東京", "大阪", "愛知", "福岡", "京都"] override func viewDidLoad() { super.viewDidLoad() // Do any additional setup after loading the view. } }
セルの総数を返すデリゲートメソッドを実装する。これを実装しないとエラーになる。
// セルの総数を返す func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int { return prefs.count }
セルの中身を表示するデータソースメソッドを実装する。これも実装しないとエラーになる。
// セルの値を設定 func tableView(_ tableView: UITableView, cellForRowAt indexPath: IndexPath) -> UITableViewCell { // Main.storyboardのテーブルセルで設定した識別子を使う(今回は"cell") let cell: UITableViewCell = tableView.dequeueReusableCell(withIdentifier: "cell", for: indexPath) // セルに表示する値を設定する cell.textLabel!.text = prefs[indexPath.row] return cell }
完成形のソースは下記になる。
import UIKit class ViewController: UIViewController, UITableViewDataSource, UITableViewDelegate { // テーブルの中身を宣言 let prefs = ["東京", "大阪", "愛知", "福岡", "京都"] override func viewDidLoad() { super.viewDidLoad() // Do any additional setup after loading the view. } // セルの総数を返す func tableView(_ tableView: UITableView, numberOfRowsInSection section: Int) -> Int { return prefs.count } // セルの値を設定 func tableView(_ tableView: UITableView, cellForRowAt indexPath: IndexPath) -> UITableViewCell { // Main.storyboardのテーブルセルで設定した識別子を使う(今回は"cell") let cell: UITableViewCell = tableView.dequeueReusableCell(withIdentifier: "cell", for: indexPath) // セルに表示する値を設定する cell.textLabel!.text = prefs[indexPath.row] return cell } }
4.起動テストする。
「Command+B」でビルド後、エラーが出てなければ「Command+R」で実行する。
実行してもアプリが落ちる場合
テーブルセルで設定した識別子が間違っている或いはMain.storyboardでテーブルセルが未設定の可能がないかを確認。
以上で完了です。